2008年9月19日金曜日

野村喜和夫賛 改

 野村喜和夫は,なぜ誤解されるのか.

 それは,彼が,あまりにも正直に,実験詩を書くからではないだろうか.

 その,あまりのあっけなさに,読者がついて行けないからではないか.

 詩という表現行為が,まず文学のなかでマイナーであるのに加えて,実験詩という,更に書き手が少ないジャンルをホーム・グラウンドとするから,読者(=詩の実作者)は,どう対応すればよいのか,途方に暮れてしまうのだろう.

 私でさえ,詩壇の外では,「現代詩人」と呼ばれている.野村さんの詩が誤解されるのも,無理からぬことではないだろうか.

 要は,読者のレヴェルが,低すぎるのである(詩を読むコードを,まったく持ち合わせていないのではないか? と,時々暗澹たる気持ちになる).

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