2010年11月19日金曜日

あるいはカタストロフ

 月曜日,クリニックへ行ってきました.S先生は相変わらず元気満々で,今回は,なんと,現在小康状態を保っている向精神薬の仕分けを始められました.まず,抗精神病薬には2種類あることの説明を受けたのですが,悲しいかな,私は仏文出身の,こてこての文系人間なので,現在処方されている定型の薬をすべて非定型の薬に置き換えるのか,それとも現在処方されているのが非定型の薬で,それを定型の薬に置き換えるのか,また,ドーパミンが何をどうしているのか,定型非定型の置き換えは多分前者だと思うのですが,たいへん混乱してしまったのでした.

 仕分けは,具体的には,次のように行われました.

・ソラナックス>セパゾンに置き換え

・アモキサン……今まで,朝に3カプセル飲んでいたものを,朝昼夜1カプセルずつに

・リントン3㎎>エビリファイ6㎎に置き換え

・セレナミン>廃止(私はセレナミンを17年間服用してきました.17年間ですよ!? それがあっけなく廃止とは! 離脱症状や薬物依存症が,たまらなく心配です!)

・クロフェクトン>廃止(これを飲むと落ち込みがなくなって,重宝していたのですが,古い薬は肝臓に負担がかかるのだそうです)

 ・パキシル……これまで,20㎎ × 2錠を,朝服用していたのですが,これを,朝20㎎,夕食後20㎎に変更

 これらのクスリを3週間分いただいて,私は代々木から府中へ帰宅したのですが,朝を迎え,どのクスリを,いつ,どれだけ服用すればいいのか,全く解らなくなってしまい,仕事が終わった後,慌てて再び代々木の調剤薬局さんのもとにころがりこみ,シートではなく,1回服用分ずつ,分包にして貰いました(シートから得られる情報は意外な程多く,分包にはかなり抵抗があったのですが,クスリの飲み方が解らないのでは仕方がありません).

 そのような訳で,今こうしてパソコンに向かっていると,実際には熱がないのに,発熱したような,ぼぉっとした気持ちに包まれています.これが恐らく,セパゾンの薬効でしょう.エビリファイがどのように効いてくるのかは,まだ解りません.2週間,待ってみます.

 次回の診察では,コントミンとロドピン,そしてユーロジンとネルボンとが,仕分けの槍玉にあがるでしょう.しかし,小康状態にあるからと言って,これほど激しい仕分けを行って大丈夫なのか,私には,不安が,と言うと嘘になるので,興味が,たいへんあるのでした(そして,国家試験合格後も,新薬などの勉強を続けておられる,S先生に,私は次第に尊敬の念を抱き始めているのです(でもやはり,コントミンは削られるんだろうなぁ...出来た時代が古すぎる...)).

 取り敢えず,まずはエビリファイとセパゾンとに期待,と言ったところでしょうか.

2010年10月26日火曜日

エビリファイ,出る

 昨日はクリニックへ行きました.主治医がS先生になって6回目の診察でした.S先生は,「リントンとクロフェクトンとを同時に服用すると鬱になるんですよ」と,いきなり切り出します.そのようなこととは夢にも思わなかった私は,「ですから,リントンから,エビリファイに切り替えてみませんか?」とのS先生のすすめに,すぐさま飛び付いたのでした.(実は,「私の鬱は,また少しずつ悪くなっているのではないか」と,密かに感じていたのです.)

 帰宅した私は,さっそくMacを起動して,「治療薬マニュアル」で,エビリファイなるクスリについて検索します.すると,解説の冒頭に真っ赤な字で,「高血糖のひとには処方しないこと!!!」と記載されているではありませんか.幸い,私は高血糖ではないので,その先を読み続けたのですが,その副作用の多いこと多いこと.そしてまた,エビリファイは,大塚製薬が開発した,統合失調症の新薬なのでした...

 それでも,エビリファイは,フランスで,優れたクスリの開発に与えられる賞を受賞したとのこと.それはそれでいいのですが,例によって,「治療薬マニュアル」には,「原因不明の突然死の報告あり」の一文が...

「治療薬マニュアル」を読んで,エビリファイには,「もう何もしたくない.このままアパルトマンに引き籠もってしまいたい」という念慮を納めてくれる作用もあることを知り,「このクスリは,詩作についての,新しいエクリチュールを見付けるための助けになってくれるかも知れない」と,ワクワク感に駆られた私なのでした(ドラッグでハイになって詩を書くなんて,まるでヒッピーみたいですね).エビリファイの血中濃度が一定になるまでに2週間かかるそうなので,それまでは,図書館にリクエストはしたものの,「積ん読」状態になっている詩集を読みながら,なまった語感を研ぎ澄ますことにします(この「積ん読」も,鬱のひとつの病態なのです).

 このような,とても不健康で情けなく自暴自棄な生活は,私だけの特異なケースですので,皆さんはどうか健康な生活をお送りください.(それにしても,健康な生活を送っておられる方々が不気味な「現代詩」をお書きになり,クスリ漬け(現在,15種類のクスリを服用しています)の私が,「美しいもの」を紙の上に定着させるため,ひたすらそれに相応しい喩を,日夜手探りで探し続けているとは,何とも不思議なことではありませんか.)

2010年8月11日水曜日

コルク部屋へ

2ヶ月前,代々木から府中へ引っ越しました.

代々木の「マンション」の,私が住んでいる部屋から水が出たらしく,本来ならば立ち退きの所を,立ち退き料他一銭ももらえずに,部屋から出されてしまいました.

府中を選んだのは,私が府中で生まれ,7歳までを過ごしたからです.

初めのうちは,どうしても「都落ち」という言葉が頭をかすめたのですが,しばらく府中で過ごしてみると,実はたいへん恵まれた引っ越しだったと言うことがわかってきました.

まず,私ひとりの力では,どうにも片付けられなかったゴミ部屋から,ようやく解放されたこと.府中に移る時,様々な大切なものを失いましたが,それと引き替えに,南西の角部屋という,とても陽当たりのいい生活環境を与えられたこと.

続いて,府中のマンション(ドアは鉄です)には,エアコン&シャワーが完備されていること.これでもう,都心の蒸し暑い部屋で眠れない夜を過ごすことももはやなく,シャワーのみですが,毎日風呂を使えるようになったこと(銭湯通いの辛さからも,やっと釈放されました).

最後に,きちんとしたパソコンデスクにパソコンを置き,いつでも好きな時にパソコンを使えるようになったこと(もちろんフレッツ光です).また,地上デジタル波のアンテナ口がそれぞれの部屋まで来ており,コジマで26,000円にて買った19インチのテレビが見られるようになったこと.

今思うと,これら最低の条件が満たされないまま,よく12年も代々木で暮らしてきたなぁ,という感慨というのでしょうか,複雑な気持ちが湧きあがってくるのでした.

もう,怯えながら暮らさなくともよい! これは素晴らしいことです.

6畳相当のワンルームですが,僕には勿体ないくらいのいい部屋なのです(家賃が代々木と全く同じ,45,000円とは,いったいどういうことなのでしょう?).

とにかく,これで,最高の執筆&読書環境が与えられ,私は,あのマルセル・プルーストのように,何者にも邪魔されることなく,第4詩集の作成に,専念出来るようになったのでした.

PS
読書と言えば,私のアパルトマンから3分の所に,府中市立中央図書館,というものがあり,土日を含む1週間,夜の10:00まで開館しているのです.これには驚きました.
早速,詩の書架を確認してみたところ,誰がリクエストしたのか,林浩平さんの『裸形の言ノ葉』などが入っており,府中市という街の文化の高さに,改めて感服した私なのでした.

2010年4月21日水曜日

クロフェクトン,出る

日頃の不摂生がたたってか,LDL コレステロールの値が高くなってしまい,食餌療法と投薬とが続いています.

ある朝,私の携帯に内科から電話が入り,「今日すぐ来てほしい」とのこと.仕事を終え,早速足を運んでみると,「血液検査の結果,CPK の値が6,000あります.精神科で,最近何か新しい薬を投薬されませんでしたか?」とのこと.

CPK (クレアチンフォスフォキナーゼ)とは,筋肉に異常があると血液中に流れ出す酵素のことで,通常値は150位であり,私の場合,これは明らかに異常値なのです.

内科からの結果を持って,慌てていつものクリニックへ.「これは何とかしなくちゃね.PZC をやめて,似た薬に変えてみましょう」ということで,クロフェクトンが処方されました.

クロフェクトンを「治療薬マニュアル」で検索してみると,またしても統合失調症のおクスリ.しかも,日本で開発されたのだとか.PZC ほど強烈なクスリではないようです.

それにしても,前回 PZC が処方された折,ネットで検索してみたのですが,どのサイトを見ても,「パキシルとの飲み合わせが悪い」と書いてありました.それでも敢えて PZC を処方したドクター,まさかこのことをご存じなかったわけではないでしょうが,...何故?

怖いクスリはもうたくさん.それでもクスリを飲まなければやっていけませんので,またしても新薬を処方された私なのでした.トホホ.

2010年4月6日火曜日

PZC,出る

友人と電話で話していたら,22:30になってしまいました.

私の場合,睡眠はところてん式で,寝るのが遅くなればそれだけ,目が覚めるのも遅くなります.

これから眠ると,明日(というか,もう「今日」ですが)は寝坊必至なので,情けなさ半分,嬉しさ半分で,駅前のネットカフェに,またしても繰り込んでしまいました.

さて,先日,クリニックの先生に,「夕方が近づくと,がっくりと疲弊し,強い悲痛感が襲ってくる.鬱が悪くなってきた気がする」と話したところ,PZC なる,得体の知れない薬を処方されました.

マイクロソフトの3文字言葉なら,なんとか分からないでもないのですが,PZC ,いったい何の頭文字なんでしょうね?

早速,So-net の「治療薬マニュアル」で検索してみたところ,またしても統合失調症の薬だ,ということがわかりました.吐気を止める作用は,あのコントミンの11~58倍だとか.

翌朝から数日間服薬してみたところ,夕暮れに襲ってくる,あの何とも言えない,「もう何もしたくない」という悲痛感が,嘘のように消えたではありませんか! さすがは PZC ,何の略語かはまだ分かりませんが,バッチリ効いてくれました.

PS
mixi に,「こんなクスリのコミュニティなんて,ないだろうなぁ~」と検索してみたところ,なんと,「ピーゼットシー PZC 」なるコミュニティがヒットしました! メンバーも,164人もいらっしゃる.皆さん,辛い思いをなさっておられるのですね...

2010年3月13日土曜日

自室をネットカフェ化する計画について その後

自室をネットカフェ化する計画について,まずやらなければならないのは,私の部屋の片付けです.

私の部屋は,現在,新聞・雑誌・本などが床に積みあがった,いわゆる「ゴミ部屋」であり,唯一の救いは,部屋にあるのは紙ゴミだけで,散らかってはいるものの,汚れてはいない,ということです.

先日も,ひとりで部屋を片付けていたところ,ゴミのなかから,佐藤和夫さんの『 HAIKU の鑑賞』(ふらんす堂)が出て来ました.

この本は,まだ池袋のリブロに「ぽえむ・ぱろうる」があった頃に,ぱろうるで買い求めたもので,現在は残念ながら絶版となってしまっているようです.

海外の " HAIKU " は,みなさまご存知のとおり,3行で記述されており,『 HAIKU の鑑賞』は,この3行を,日本語の3行に翻訳し,そのおまけに 5・7・5 の訳が付いて1ページ,という,大変変わった内容の1冊です.

私は,自分のポエジーが枯れると,この本を読むのですが,不思議なことに,この本を読むと,自分の中に,再びポエジーが滲み出してくるのです.

このように,現在の私の部屋は,私にとっての「生涯の宝」が,ゴミに紛れて散在しており,たった6畳の部屋なので,不動産屋さんが斡旋してくれる業者さんに頼めば,半日もかからずに,10万円前後で,すべてのゴミを,きれいさっぱり持って行ってくれるはずなのですが,私にしかわからない,『 HAIKU の鑑賞』のような書籍まで,ゴミとして持っていかれてしまう可能性が大なので,私は細々とではありながら,自分で部屋を片付けているのです.

自室をネットカフェにするには,まず,端末が必要ですが,これは既に,モニタと Mac Pro とを,職場から大借金をして,買い求めてあります.しかしながら,2つとも,まだ,未開梱の横積み状態です.また,椅子についても,私が貧乏になる前に,大枚をはたいて,イプシロンのパソコンチェアが用意済みです.ただし,これもまだ横積み状態で,そもそも椅子が横積みになっている,というのは,部屋を片付ける上で,まず最初に取り掛からなければならない大問題だと,我ながら思います.

しかし,ゴミの中から,何が出て来るか,まったくわからない状態なので,上記のように,私は部屋の清掃を,業者さんに頼めないのです.

当初の予定では,夏までに片付けを終え,Mac を稼動させるつもりでいましたが,今の進み具合では,片付けは,夏までには終わらないかも知れません.しかし,私がゴミの山から絶対に見付けたいものに,第2詩集『 perpetual β 』を上梓した折,幾人かの皆様からいただいた,お便りやお葉書があるのです.黄色いクリアフォルダに収められたそれらのお便りが,ミッキー・マウスの紙袋に入っている,と言うことは,わかっているのです.ただし,業者さんに部屋の清掃をお願いして,万が一,お便りが出て来なかったとしたら,私は,多分,一生後悔すると思いますので,夏に掛かろうとも,私は自分の眼と手で,すべてをチェックしながら,部屋を整理したいのです.

そのような訳で,今日もまた,ほんもののネットカフェに篭り,思索に耽っているのでした.

また,落ちがありませんでしたね.長文失礼しました.

2010年3月11日木曜日

自室をネットカフェ化する計画について

地下2Fでの,ネットカフェ心神喪失事件以来,私は活字を読むことができなくなっていたのですが,あれから半月ほど経って,パソコンお宅雑誌くらいは,どうにか読めるようになって来ました(新聞は,まだ全くダメです).

半月の間に,パソコンの世界は,随分と変わっていました.Intel の CPU は i5/i7 になり,Apple からは iPad が発表されました.

私は,「新聞は慣れだから,パソコンの世界のほうを優先しよう」と心を決め,通勤電車(往きは下り,帰りは上りなので,たいてい座れます)の中で,たまったパソコンお宅雑誌を,貪るように読み漁っています.

いっときは,パソコン使いであることに,かなりこだわっていたのですが,今はもう,「生涯一お宅」として過ごすことに決めたので,気楽なものです.

それでも,やはり神経症のようなところがあるのでしょうか,パソコンお宅雑誌であっても,すべてのページに目を通さないと気がおさまりません.

そんなこんなで,取り敢えず,Windows の情報は,今に追い着きました(私はマカなので,Windows については,「週刊アスキー」で済ませています).

問題は,やはり Mac のほうですね.Mac についての情報誌は,MacPeople か Mac Fan のいずれかしか選択肢がないのですが,私はお宅度の高い,MacPeople を読んでいます.知りたい情報が瞬時にネットで得られる時代に,なぜ3ヶ月まえの情報を読まなければならないのか,そのことについて MacPeople も随分考えたらしく,ただの情報誌ではなく,ひとつの問題について深く読み込める雑誌作りを選んだようです.

そのため,読者であるこちら側も,MacPeople を読むにあたっては,それなりに,腹を括らなければなりません.電車の中で,5分や10分で読めるような,記事の深さではないのです.

しかし,そうして得た情報は,かならず後で役に立ちます.おかしなたとえで申し訳ないのですが,小説家は詩を読まず,しかし詩人は小説も読むように,Windows のひとは Mac に興味がなく,Mac なひとは,Windows にも知識があるようです(あくまで私見なので,ご容赦を...).

まあ,自分の部屋で Mac を使っていても,出勤すると Windows マシンが待っているわけですから,いやでも両方に詳しくなってしまうのでしょう.

そのような訳で(どのような?),私も,自分の部屋を片付けて,現在,購入したまま横積みになっている Mac をきちんと稼動させ,自室をネットカフェ状態にすることにしました.

今回も,落ちはありませんでした.すみません...

2010年3月9日火曜日

精神科医の注射

暫く前まで,クリニックの待合室に,「3,800円で,インフルエンザの注射いたします」と言う紙が置いてありました.

それを見る度,私は,「注射って,先生が打つのかな? それとも看護師さんが打つのかな?」と,恐ろしく思っていました.

皆さんは精神科へ行かれた経験などあまりないと思いますが,精神科の診療は,ドクターが,処方した薬が効いたかどうか,眠れなかったり食欲が落ちたりしていないか,などを,もっぱら聴いてカルテに記入する,と言うものなのです.

ですから,私などは15年近く精神科に通っていますが,ドクターが私に触ったりしたことは,1度もありません.

そのような先生が,注射を完璧に打てる筈はない,と,私などは思ってしまうのです.きっと,手が震えて,注射器の針が皮膚の組織を壊し,ひどい内出血を起こしてしまうのではないか,などと…….

看護師さん達も,もっぱらカルテを出したり受信料の計算をしたりと,事務ばかりですから,普通の内科にいる看護師さんの方が,注射は絶対に得意だと思います.

結局,その紙は,この冬中,待合室に置かれていましたが,誰一人として,注射を受けた勇気ある方はいなかったようでした.もちろん私も,内出血を起こしたり,必要以上に痛い思いをしたりするのはいやだったので,精神科での注射は受けませんでした...

2010年3月7日日曜日

文学か? 社会か?

私は要領が悪いなぁ,と,自分でも思います.

今,私にとっての,一番の問題は,1日のうちに,新聞を読むか,それとも,興味のある雑誌や本を読むか,と言う,二者択一なのです.

冒頭にも書きましたが,私は要領が悪く,頭もそれほど良くないので,他の方が普通になさっておられるように,1日のうちに,新聞にすべて目を通し,その上で読書までする,と言うことが出来ません.新聞を選ぶと読書が出来ず,読書を選ぶと新聞が読めない.

以前お話した,ネットカフェでの心神喪失状態の影響で,以来新聞はまったく読めなくなりました.

また,おクスリいっぱい状態の私には,睡眠時間を削る,という芸当が出来ません.夜は21:00には床に就かないと,翌日,出勤時間に起きることが出来なくなるのです.まるで心太のように,夜遅く寝れば寝るほど,それに正比例して,翌朝の目覚めが遅くなってしまうのです(先週は,2日続けて,13:30に「出勤」しました).

加えて,パソコンお宅の私は,常に雑誌などで情報を得ていないと,たちまち浦島太郎になってしまいます.現在,既に,「コア i7 ってなに?」と言う状態になっています.まあ,所詮は素人なので,それはそれでもいいのですが...

しかし,ことが文学に及ぶと,話は一変します.「ウイリアム・バトラー・イェイツって誰?」と言う状態は,私にとって,死を意味するのです.本厄をどうにか乗り切った今日この頃,「定年退職したらゆっくり読もう」が実現しないかもしれない,と言うことが,薄々わかり始めて来ました.私の師,野村喜和夫の言葉を借りれば,私にも,いつ「死の光」が当たってポックリ逝くか,わからない状態に突入しつつあります.そのとき,どれだけ充実した文学生活を送ってきたか,が恐らく問われることでしょう.その時点で,私は後悔したくないのです.

それにしても,私は今まで,勉強をあまりにもサボり続けてきました.しかしまあ,正直なことを言ってしまえば,今現在,自分で100%納得のいくものが書けているので,他の方が書かれた詩を,他の方より多く読まずとも,何ら問題はないのです.これが極論です.

それでも,良質の肥やしを撒かなければ,畑は痩せて来ますから,やはり勉強は必要です.しかし,私は,私にとって興味のないことまで「お勉強」と称して読みたくはない.最低限の,私と波長の合う方の書かれたものだけを読みたい.幸いにして,私は一介のディレッタントに過ぎませんから,ピンからキリまで,あらゆる方の詩を読む必要はないのです.文学を職業にしなくて良かった.ありがたいありがたい…….

(今回は,強引に落ちに持ち込んでしまいました.読んでくださった方,申し訳ありません.)

2010年3月6日土曜日

新しい " 巣 "

私の住む街の最寄り駅直下地下2階に,新しいネットカフェ " wip " が出来ました.

それまで通っていた,駅前ビルの3階にある " e-World " には,今まで散々お世話になったのですが,禁煙席がなく,「ごめんなさい」してしまいました(煙草の煙は,副流煙の方が,毒性が高いのだとか).

wip は,「魚民」や「笑笑」などを経営している白木屋がやっているネットカフェなのです.ですので,例えば中央線に乗っていて,「魚民」や「笑笑」を,探すでもなく眺めていると,たいてい同じビルに wip があります.

しかし,さすがに地下2階ともなると,お天道様の光もお月様の光もまったく届かず,各ブースごとに設えられた蛍光灯という人工の光だけが唯一の光源です.

e-World とは異なり,wip には,BGMの類はいっさい流れていません.ただひたすらに,空調の音が無味乾燥に響くばかり.実は,私は初めて wip に入店した際,その余りの人工性に,心神喪失状態になってしまったのでした.確か,ナチの拷問にも,同じようなものがあった記憶があります.自然をすべて排した,完全に人工の地下空間.

初めのうちは抵抗があったものの,いざ慣れてみると,この余りにもストイックなネットカフェに,私は心を奪われてしまいました.

新装開店にも関わらず,各ブースに配置されているのは,埃だらけの hp のマシン.一体どこから調達してきたのか,100席近くあるブースのすべてに,おんぼろの hp のマシンが置かれており,これは一種の不思議でもあると思います.白木屋のことですから,どの wip でも,hp のマシンが稼動しているのでしょう.

僕が wip を新しい巣に決めたのには,PCの管理が徹底している,という理由があります.e-World にも DELL のマシンが40台ほどあったのですが,マシンの起動も終了も,すべてがユーザ任せで,店側では,特に何のコントロールもしていませんでした.これに比べて wip では,どこに依頼して設えたのか,PCを完全にコントロールするシステムが導入されています.入り口のレジで伝票を貰い,自分に割り当てられたブースに入るころには,マシンは管理システムにより最新のパッチをあてがわれ,HDDも完全に初期化されてお客さんを待っている,という仕組みです.

今日は,詩人の支倉隆子さん主催の,プチ・コンサートがあるのです.私は一度0:30に wip を出て自室に戻り,ベゲタミンB,コントミン,ロドピン,ユーロジン,ネルボンを服薬して眠ろうとしたのですが,なぜか興奮して眠れなくなってしまい,3:00には,再び wip の客となってしまいました.睡眠導入剤を服用してから,眠らずに作業をすると健忘症が起きる,と,治療薬マニュアルに書いてありました.私の人生,どうなるんでしょうかね? 自室では,バックパックを枕に,新聞紙の上で「眠って」います.布団はありません.3つ下の弟は,家庭もあり,一姫二太郎に恵まれ,豊島園に一軒家を建てました.一方,私は,「今月は口座を空にするのは初めてだから,ソフトバンクに支払う分をこちらに回しても大丈夫.ウィルコムはこれ以上料金を滞納すると切られてしまうから,口座にはお金を残す.」などという,とても公務員とは思えない,アルバイトの予備校講師のような生活を送っています.今年の6月で,43歳になります,はい.

今日のお話はこれでおしまいです.落ちがなくてすみません.

いかにもリハビリらしく

去年の8月から,何ひとつ更新していないのに,毎日,1人か2人の方が,訪れてくださいます(それも,たいていは,若い女性と思われる方からです).

私の場合,プロフィールが異常に長いので,なにか検索をかけるとヒットしやすいのでしょうか?

(それでも,有名どころのキー・ワードは,松浦寿輝さんか,猫くらいしか思い当たりません.(松浦さんが,それだけ著名になられた,と言うことかも知れませんね.))

(それにしても,こんな薬漬けのおじさんの日記が,それほど面白いのでしょうか.)

私は,相変わらずです.しばらくブログを離れていましたが,また,ぽつりぽつりと始めますので,どうかよろしくお願いします.

取り敢えず,Twitter のように,呟いてみました(これから,あの呪文のようなものを覚える気力もないので,私は,この「おクスリブログ」を,引き続き綴りつづけていきたいと思います).