2ヶ月前,代々木から府中へ引っ越しました.
代々木の「マンション」の,私が住んでいる部屋から水が出たらしく,本来ならば立ち退きの所を,立ち退き料他一銭ももらえずに,部屋から出されてしまいました.
府中を選んだのは,私が府中で生まれ,7歳までを過ごしたからです.
初めのうちは,どうしても「都落ち」という言葉が頭をかすめたのですが,しばらく府中で過ごしてみると,実はたいへん恵まれた引っ越しだったと言うことがわかってきました.
まず,私ひとりの力では,どうにも片付けられなかったゴミ部屋から,ようやく解放されたこと.府中に移る時,様々な大切なものを失いましたが,それと引き替えに,南西の角部屋という,とても陽当たりのいい生活環境を与えられたこと.
続いて,府中のマンション(ドアは鉄です)には,エアコン&シャワーが完備されていること.これでもう,都心の蒸し暑い部屋で眠れない夜を過ごすことももはやなく,シャワーのみですが,毎日風呂を使えるようになったこと(銭湯通いの辛さからも,やっと釈放されました).
最後に,きちんとしたパソコンデスクにパソコンを置き,いつでも好きな時にパソコンを使えるようになったこと(もちろんフレッツ光です).また,地上デジタル波のアンテナ口がそれぞれの部屋まで来ており,コジマで26,000円にて買った19インチのテレビが見られるようになったこと.
今思うと,これら最低の条件が満たされないまま,よく12年も代々木で暮らしてきたなぁ,という感慨というのでしょうか,複雑な気持ちが湧きあがってくるのでした.
もう,怯えながら暮らさなくともよい! これは素晴らしいことです.
6畳相当のワンルームですが,僕には勿体ないくらいのいい部屋なのです(家賃が代々木と全く同じ,45,000円とは,いったいどういうことなのでしょう?).
とにかく,これで,最高の執筆&読書環境が与えられ,私は,あのマルセル・プルーストのように,何者にも邪魔されることなく,第4詩集の作成に,専念出来るようになったのでした.
PS
読書と言えば,私のアパルトマンから3分の所に,府中市立中央図書館,というものがあり,土日を含む1週間,夜の10:00まで開館しているのです.これには驚きました.
早速,詩の書架を確認してみたところ,誰がリクエストしたのか,林浩平さんの『裸形の言ノ葉』などが入っており,府中市という街の文化の高さに,改めて感服した私なのでした.
2010年8月11日水曜日
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